前回記事
[ビールも飲める] セントレアのカードラウンジ “プレミアムラウンジ” [東京・中部4レグ修行(6)]
延々と名古屋・セントレアの記事を書き連ねてきましたが、やっと2レグ目の記事です。
2レグ目はセントレア→成田。
1レグ目の山間部ルートと異なり、太平洋側から列島を眺めるフライトとなりました。
途中綺麗な雲や地上の景色の移り変わりが多々ありましたので、少し長くなりますが写真とともに是非最後までおたのしみください(・∀・)
保安検査場を通過し、出発ロビーへ。
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これから国内線に乗るとは思えないような開放感。
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国内線でLCCでもないのに成田行きに搭乗。
ちょっと不思議な感覚です。
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↑これから乗る飛行機なんですが、なんか遠い…
それもそのはず、搭乗ゲートから機体までがやたら長いんです(^^;
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出発ロビーが3階にあることもあり、坂道を下っていきます。
ボーディングブリッジもひたすら歩いていきます。
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羽田の倍ぐらい歩いたかなという距離です。
さて今回の機体ですが…
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見慣れた黒張り、本革仕様の国内線仕様機です。
概要編でも説明しましたが、今回の修行で国内線仕様機の搭乗はこの2レグ目のみ!
というわけで国際線仕様機との比較のため、本記事では簡単な国内線仕様機の説明も兼ねます。
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足元に十分なゆとりがある素晴らしいシートピッチ。
いつも使い慣れた座席ですが、1レグ目の国際線エコノミーよりも体にフィットして遥かに快適でした。
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搭乗するのはボーイング737-800。
さて1レグ目の記事もお読みいただいた方、この安全のしおりで何か気づきませんか??
1レグ目、国際線仕様機の737-800の安全のしおりは次のようになっていました。
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イラストや説明に違いはなさそうですが、色が違うんですね!
どうでもいいっちゃどうでもいいですが、ちょっとした面白い発見です。
国内線仕様機で一番嬉しいのは、機内WI-Fiが利用できることです。
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JAL国内線では関連グループ会社を除きほぼ標準装備された機内Wi-Fiですが、国際線仕様機による運航では残念ながら利用できません。
1時間程と短いフライトですが、それでもいつでもネットが使えるのは便利で嬉しいことです。
また国内線仕様の737-800では頭上からモニターが出てきます。
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国際線仕様機では座席一人ずつにモニター画面があるので、同じ737-800でも出てこないという違いがありました。
さて機体の説明はこれぐらいにして、ここからがフライトの様子です。
5時間半滞在した名古屋・セントレアに別れを告げます。
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といってもまた戻ってくるんですけどね。
駐機場から滑走路までほとんど止まることなくスムーズに移動し、他の飛行機を待つことなくささっと飛び立ちました。
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海側の方へ離陸し、早速海側へ。
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愛知の街並みを眺めながら、徐々に高度を上げていきます。
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天気が良いおかげでかなり恵まれた眺望です。
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さて次の写真、尖がった地形は一体どこでしょうか?
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フライトマップで見るとこちら!
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丁度浜松と静岡の間あたりで、尖がった先の方は御前崎です。
内陸側には掛川や、富士山静岡空港があるはずです。
ここまでは雲はほんの僅かでしたが、ここから先一旦雲がかった区間に入りました。
地上は見にくくなりましたが、代わりにこんなものが撮れました!
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小さい飛行機の影の周りに虹ができています!
しかもよく見ると二重の輪!
初めて見たのですが、これはブロッケン現象と言って航空機からは度々見られるようです。
Wikipediaの説明を拝借すると、
”ブロッケン現象( Brocken spectre)とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象”
なんだそうです。
次に見えたのは、うっすらと見える島。
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なんで列島側に島見えるんだ?と再びフライトマップを開きます。
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上のスクショ画像はもっと先の方に行った時のものですが、伊豆諸島の上空かちょっと南側を飛行していたようです。
いつの間にか随分南回りになっていたんですね。
このように外の景色を見て、今どこにいるか簡単に調べることができるのもJAL国内線仕様機の楽しみでしょう。
成田空港へは房総半島の周りをぐるっとまわるようにアプローチしていきます。
このあたりからもこもこしたひつじ雲が現れました。
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…ひつじ雲で合っているのでしょうか?
雲にはあまり詳しくないものでして…
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丁度夕暮れ近くということもあり、夕陽に当たって雲も海も綺麗です。
そして太平洋上空から九十九里浜を越え、千葉県上空へと入ります。
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さすが全長66kmもある壮大な砂浜。
飛行機からもその大きさがよく伝わってきます。
ところで成田空港のある成田市周辺は、千葉市や千葉県の東京側と比べると田畑が地域です。
しかしただ自然豊かなだけでなく、実は地理的にかなり特徴的な地域となっています。
中学や高校時代の地理で、下総台地というものを習った記憶はないでしょうか?
下総台地では関東ローム層の体積により、標高約20~40mのなだらかな起伏の地形となっていることで有名です。
また下総地域では春に強い南西風によって生じる砂嵐が風物詩となっており、砂嵐対策として防風林が至る所に設けられています。
そのため上空から見ると…
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田畑と防風林が混在し、その中にところどころ集落があるといった独特の風景が広がっています。
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ゴルフ場も防風林に囲まれています。
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中にはこのような扇形の集落もあり、ここも周囲を防風林に囲まれています。
一方で一面が田畑となった開けた場所も。
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このように成田空港周辺は、東京近郊でありながら独特の田園風景を形成しています。
特に成田空港から南に約10kmの距離にある八街市周辺では、特徴的な農村風景として文化庁の「農林水産業に関連する文化的景観」にあげられているそうです。
さあ楽しいフライトも終わり。
南向きに滑走路へ進入し、機体の影を見ながら着陸しました。
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これでセントレア→成田というなかなかレアなフライトは終了です。
なおやはり外国の方が多数搭乗していました。
他の国内線とは何味も違う、面白いフライトでした。