JALコロナで5便も欠航?!2021年JGC修行再計画第2弾 ~さらば国内線ビジネスクラス~

新型コロナウイルスの蔓延が続く中、JAL国内線では3月も大幅な減便がなされることが予想されます。

先日、コロナ減便の対象となり得る便の予測方法と考え得るJALの対応、及びJGC修行の代替ルートの考え方をご紹介しました。

特に私が3月に計画していたJGC修行プランのうち、羽田-那覇-石垣という具体例において、乗継便の繰り下げや、直行便から経由便、ないしはその逆への代替ルートを考案。

[JAL欠航] コロナ減便でJGC修行計画が破綻?! 対象便の予測方法・代替ルートの考え方

今回は第2弾として、私が3月に計画していたもう一つの行程について、再計画した案を紹介します。

目次
1. 10レグ中5レグも欠航?!
2. 新千歳-中部の代替案
2.1. 往路のみ1日目に移動、名古屋泊
2.2. 1日目に往復丸ごと移動、札幌泊
2.3. FDAで新千歳→山形→小牧という案も?
3. さらば那覇→羽田ビジネスクラス

1. 10レグ中5レグも欠航?!

今回ご紹介するのは、次の伊丹から羽田までの3泊4日、合計10レグの長大行程です。

北は札幌新千歳、南は沖縄那覇とまさに日本を縦断する旅となっていました。

 便名出発到着時刻
1日目JAL2009伊丹新千歳1520-1705
2日目    
欠航?JAL3100新千歳中部0850-1040
欠航?JAL3105中部新千歳1135-1315
 JAL3512新千歳福岡1405-1640
 JTA063福岡那覇1740-1925
3日目    
欠航?JAL902那覇羽田1015-1235
 JAL921羽田那覇1605-1850
4日目    
欠航?JAL902那覇羽田1015-1235
 JAL921羽田那覇1605-1850
欠航?JAL922那覇羽田2050-2310

しかしながら、上記10レグのうちなんと5レグも欠航予備軍!

具体的には新千歳-中部の往復、那覇→羽田の3便全てが対象となってしまいました。

那覇→羽田に関しては、3・4日目に羽田-那覇を往来するだけなので時刻変更でなんとかなりそうです。

問題は新千歳-中部!

表からもわかるように、2日目は新千歳から福岡経由で那覇へ向かいます。
しかし新千歳発が14:05と遅いため、朝のうちに新千歳-中部往復を組み込むという荒業をしていたのでした。

これが減便により、JALホームページで予約可能な便は次のようになっています。

なんと新千歳→中部便は夕方以降の2便、中部→新千歳は朝・夕の2便のみとなってしまいました。
単なる時間変更では、福岡・那覇へ行くことができなくなってしまいます。

2. 新千歳-中部の代替案

新千歳-中部の往復について、2つの代替案と、1つの非現実的なおまけ案を考えてみました。

2.1. 往路のみ1日目に移動、名古屋泊

代替案1は、新千歳→中部の往路のみを、2日目から1日目へ繰り上げる策です。

1日目のフライトは伊丹(15:20)→新千歳(17:05)のみ。
この新千歳到着後、十分余裕をもって新千歳(18:40)→中部(20:30)に乗り継ぐことが可能です。

当日中に新千歳へ向かうことはできないので、翌朝の中部(08:30)→新千歳(10:10)で新千歳へ帰還、元の行程に復帰することになります。

問題は札幌の宿泊先をセントレア付近あるいは名古屋市内に変更しないといけない点ですね。

2.2. 1日目に往復丸ごと移動、札幌泊

宿泊地を札幌から変更したくない場合、1日目に新千歳-中部の往復を済ませてしまう策が考えられます。具体的には

新千歳(16:00)→中部(17:50)
中部(18:35)→新千歳(20:15)

とすれば1日目に往復可能です。

しかし1日目の伊丹(15:20)→新千歳(17:05)では、新千歳での乗り継ぎができません。
したがって伊丹→新千歳の時間も繰り上げることになります。

この日は朝の1便、伊丹(08:00)→新千歳(09:55)が生き残っているので、これを利用すれば実現可能です。
新千歳での空き時間が長くなってしまいますが、一旦札幌市内で軽く時間を潰してみてもいいかもしれません。

2.3. FDAで新千歳→山形→小牧という案も?

奇抜なアイディアとして、FDAの乗継便を利用してしまう方法があります。

前述2案の合わせ技で、1日目の伊丹→新千歳を繰り上げ、かつ名古屋泊にする場合に可能です。

途中山形空港を経由し、中部ではなく同一空港扱いの小牧に到着するルートです。

我ながら面白い案だと思いますが、しかしJALさんが認めてくれるかどうかはとても怪しいところ。おそらく断られるのではないかと、個人的に思います。
コードシェア便とはいえ他社の運航便、かつ他に利用可能なJALの新千歳→中部直行便があるわけですから。

3. さらば那覇→羽田ビジネスクラス

那覇→羽田の欠航3便は、スケジュール的にはさほど問題がありません。しかし、とても残念な出来事が発生してしまいました。

実は欠航便の予約には、国際線仕様・ボーイング777-300ERのビジネスクラスが含まれていたのです。

JALでは国際線需要の縮小に伴い、国際線仕様のボーイング777-300ERを国内線でも活用することが決まり、ネットニュースでも大々的に報じられていました。

JAL、国内線クラスJに”フルフラットシート” 777退役まで2年限定

特にクラスJシートではフルフラットのビジネスクラスシートが利用可能。
つまり、普通席のわずか+1000円で国際線ビジネスクラスが体験できる、超乗り得座席だったわけです!

しかし3月の減便では真っ先にこの国際線仕様機が対象となり、せっかくのビジネスクラスは体験できないことに…。

したがって泣く泣く国内線仕様の便に振替える、あるいはいっそのこと3日目羽田→那覇空港の旅程をカットしてしまう、なんてことを考えています。

果たして3月のJGC修行はどうなることやら。
また確定しましたら、記事ではもちろん、Twitterでもリアルタイムでお知らせします。続報をお楽しみに!