帯広空港からレンタカーを借りて絶景やグルメを堪能する、日帰りドライブプランを紹介します!
実際に筆者がとある6月にレンタカーで旅行した際の記憶をもとに、おすすめコース2つ考えました。
帯広になじみがない方ですと、わざわざ帯広に行こう!という発想に至りにくいかもしれません。しかしJALどこかにマイルでは度々候補として表示される空港。そんな帯広空港からはどんな素晴らしいところに遊びに行けるのでしょうか???
※JALどこかにマイルについてはこちらの記事で説明しています。
目次
1.帯広空港概要
2.モデルコース1 襟裳岬を目指し爽快ドライブ!あざらしウォッチング
3.モデルコース2 めざせ!神秘のタウシュベツ川橋梁
4.まとめ
1.帯広空港概要
帯広空港は北海道十勝地方の玄関口。羽田空港から帯広空港へはJALとAIRDOが就航。JALの場合、時間はダイヤにより前後しますがJAl573便で帯広空港9:20着。東京羽田への最終便は帯広空港19:50着。
したがって、レンタカーの手続きの時間も考慮し、帯広空港を10:00に出発し、19:00までには到着すると想定しプランを組んでみました。9時間滞在できます。
2.モデルコース1 襟裳岬を目指し爽快ドライブ!あざらしウォッチング
2.1.モデルコース概要
10:00 帯広空港出発
12:00 襟裳岬到着
アザラシ鑑賞、岬散策、海鮮ランチ
14:00 襟裳岬出発
16:00 旧幸福駅到着
散策
16:30 旧幸福駅出発
17:00ばんえい競馬到着
ばんえい競馬観戦
18:30ばんえい競馬出発
19:00帯広空港到着

2.2.襟裳岬までの道のりも見どころ満載!
帯広空港を出発し、まずは太平洋に突き出た襟裳岬へ向かいます。帯広空港から車で約2時間。距離にして約100kmと、早速ロングランドライブです。さすが北海道、広すぎて感覚が鈍ってしまいますね。
しかしそんな長いドライブも、決して苦になることはありません。途中の道のりでは、広大な十勝平野を横目にしながら、北海道らしい真っ直ぐな道を疾走する爽快なドライブが楽しめます。四季折々の景色が広がり、夏であれば青々とした牧草が車窓を彩ります。
そして途中から海沿いを走る道は「黄金道路」とも呼ばれており、雄大な太平洋を左手に眺めながら、襟裳岬を目指します。

襟裳岬までの道のりにも、いくつか立ち寄れるスポットがあります。実際に過去に私が訪れて、皆様にもおすすめしたいスポットを羅列します。
- 道の駅 忠類
- ゆりの根が特産品。ゆりの根シュークリームなど、ゆりの根を使ったユニークな名物を味わえます
- 忠類ナウマンゾウ記念館を併設
- 半田ファーム
- 様々なチーズを購入可能。帯広十勝と言えばチーズですよね
- 旭浜のトーチカ群
- 1万年後ぐらいにはストーンヘンジみたいな謎のパワースポットになっているかも?
- フンベの滝
- 道路沿いにある滝。開けた岩肌から染み出るように流れていて癒されます
- 百人浜
- 美しい砂浜と広大な海岸線が魅力!開けた砂浜から望む太平洋は圧巻です

2.3.襟裳岬であざらしウォッチング
襟裳岬はそれなりに施設が充実しています。
まず襟裳岬で必ずやりたいことが、あざらしウォッチング!
襟裳岬沖では野生のゼニガタアザラシが生息しています。特に春から6月にかけては赤ちゃんが生まれ、子育ての様子も見られるのだとか。
襟裳岬にある観光施設、襟裳岬 風の館ではゼニガタアザラシの目撃案内や、望遠鏡の設置もあるので必ず訪れたいところです。
また襟裳岬はとっても風が強いところ。風の館では風速25メートルの風を体験できるという、アトラクション要素もあるのが面白い!
そして北海道と言えば海鮮!襟裳岬にももちろん、新鮮で豪華な食堂が揃っています。
特にボタンエビの踊り食いが衝撃で印象に残りました。
この先帯広まで長い道を戻ることになります。しっかり食べて備えましょう!

2.4.旧幸福駅でノスタルジーに浸る
襟裳岬から帯広方面へ来た道を辿り、空港近くまで戻ってくるまでにおよそ2時間。途中どの程度寄り道するかに寄りますが、時刻は夕方、16-17時頃となっていることでしょう。
お疲れでしたらそのまま帯広空港へ。空港で豚丼を食べて帰路についてもいいかもしれません。
しかしまだ元気があれば、是非もう1・2か所寄っていきましょう。
次にお勧めするのは、旧幸福駅。
帯広空港からも車では近いところにあるのですが、ここがまたノスタルジックで楽しいんです。
旧幸福駅は、北海道帯広市にあった旧国鉄広尾線の駅。幸福の名が縁起が良いと評判になり、またピンクの可愛らしい切符が人気を博しました。現在も駅舎と気動車が保存され、記念撮影スポットとして親しまれています。

2.5.ラストはばんえい競馬
さらにもう一息、帯広ならではの楽しみをしたい方は、ばんえい競馬に行ってみてはいかがでしょうか?
競馬とはいっても、そこらの競馬とは異なります。
ばんえい競馬は、北海道帯広市で行われる日本独自の競馬で、馬が鉄製のソリを引きながら直線コースを進むレースです。重量物を引く力強さや持久力が試され、途中に設けられた坂を越える戦略性も見どころ。
馬に合わせて、歩きながら一緒に応援できる点も魅力!賭け事をしなくとも楽しめる、観光客に人気のスポットですよ。
ばんえい競馬は帯広市内中心部の近くにあり、空港からは約30分かかります。フライトまでに時間も考慮しながら、余裕をもって楽しんできましょう。

3.モデルコース2 めざせ!神秘のタウシュベツ川橋梁
もう一つご紹介するのは、襟裳岬とは反対側、帯広から北側を目指すコースです。北海道の雄大な牧場風景と、最近話題の神秘的なタウシュベツ川橋梁を目指します!
10:00 帯広空港出発
11:40 タウシュベツ川橋梁展望台※展望台から見学する場合
12:00 出発
13:00 ナイタイ高原牧場到着
牧場散策、ランチ
15:00 出発
15:40 道の駅かみしほろ
16:00 出発
旧幸福駅、ばんえい競馬
19:00帯広空港到着
3.1.タウシュベツ川橋梁は事前チェック必須!
タウシュベツ川橋梁は、北海道上士幌町にある旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋です。湖の水位変動により、夏には水没し、冬には姿を現す「幻の橋」として知られています。素敵な写真が広まったことで観光客にも人気のスポットではありますが、老朽化が進み、崩壊の危機にあります。

まずはじめに、タウシュベツ川橋梁を訪れる前に入念に下調べをしましょう。といいますのも、見学可能時期や時間帯、予約数など様々な制約があり、さらに予約までの手順がとてもややこしいのです。
私も友人と、いざ前日になって訪れたいと調べたところ、時すでに遅し、予約ができずその姿を見ることができませんでした。
見る方法は大きく3つ
- タウシュベツ展望台から眺める
- NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの有料ツアーを利用
- 道の駅かみしほろで林道ゲートの鍵を借りて、自家用車で行く
見学の方法は変わることもありますにで、上士幌町のホームページをよくご確認ください。旅行前に予約することをおすすめします!
帯広空港からタウシュベツ川橋梁展望台までは約1時間40分、距離にして約100kmです。

3.2.国内最大級の牧場、ナイタイ高原牧場で絶品ソフトクリームを堪能
タウシュベツ川橋梁を後にし、次に向かうはナイタイ高原牧場。ナイタイ高原牧場は、北海道上士幌町にある日本最大級の牧場で、展望台からは広大な牧草地や十勝平野の絶景が楽しめます。あちこちで放牧された牛を見ることができ、のんびり過ごす姿に心が癒やされます。

牧場には今どきなお洒落なカフェも併設。新鮮な牛乳を使用したソフトクリームを味わえば、北海道気分も満喫できること間違いなし!
タウシュベツ川橋梁展望台からナイタイ高原牧場までは、同じ町内とはいえ約1時間。北海道の広大さを存分に発揮しております!

3.3.北海道の食を最後まで堪能!お土産は道の駅かみしほろ
ナイタイ高原牧場を後にして、もう一箇所上士幌町で立ち寄りたいスポットがあります。それは道の駅 かみしほろ!
帯広周辺ではここ数年新しい道の駅が誕生しており、ここもその1つ。2020年にオープンし、洗練されたデザインと豊富な品揃えが魅力です。お土産はここで買っていきましょう!
6月に訪れたときはアスパラガスの季節ということで、立派なアスパラガスが段ボール売りされていました。もちろん、都内スーパーなどよりも遥かに状態が良く、そしてとんでもなくお安い!買わなきゃ損です!
道の駅かみしほろから帯広空港までは約1時間。順調に行けば17時頃には到着することでしょう。
あとはお好みで、襟裳岬プランのように、空港でゆったりしてもよし、旧幸福駅やばんえい競馬でもう一息楽しんでも良しです。
4.まとめ
JALどこかにマイルでは度々候補に現れる帯広空港。車がないとなかなか観光には苦労するところですが、ドライブすれば雄大な北海道の景色を満喫しつつ、帯広周辺でしか味わえない体験ができます。
例え日帰りであっても、今回ご紹介した場所は十分アクセス可能。ただ欲を言えば、1泊できるとよりゆっくりと景色を味わい、グルメも堪能できることでしょう。
ともあれ、帯広空港から旅行する際の参考に、お役立ていただければ幸いです!