2021年3月28日、JTAの羽田-石垣線と羽田-宮古線が新規開設されました。
そして、これらの特便割引料金がなんと9840円~と極めて安く、JGC FOP修行に使えるのではないかと大きく話題となりました。
そこで私はこれらの新規路線を活用した修行モデルプランを考察し、以下の記事で紹介していました。
そして3月末、記事の中で紹介したプランのうち1日4レグプランを実際に試してきました!
本記事では、1日4レグプランの注目ポイントを改めて解説した上で、実際に修行での体験記をお届けします。
空港での食事、ラウンジなどお役立ち情報もありませので、是非最後までお楽しみください!
目次 1. 行程概要 2. 修行のポイント 2.1. 今春新規就航!格安中部-石垣/宮古線を活用! 2.2. 高価格の羽田-石垣/宮古はスカイメイトで節約! 2.3. FOP1.5倍キャンペーンの恩恵を最大限活用! 3. 修行の記録 3.1. 修行僧の朝は早い!ラウンジシャワールームで洗顔し石垣へ 3.2. 日本最南端かつ最西端のスタバへGO!@石垣空港 3.3. セントレア エアライン ラウンジ| JAL・ANA国内線共用ラウンジ 3.4. JTA 中部→宮古線で記念品をもらった! 3.5. 沖縄定番ファストフードA&W名物ルートビアで乾杯@宮古空港 3.6. ラストフライトは国際線機材 4. おわりに
※旅行記本編にとびたい方はこちらへどうぞ
1. 行程概要
今回の1日4レグプランの行程は以下の通りです。
便名 | 発着 | 時刻 | 運賃種別 | 座席クラス | 運賃 | FOP | FOP単価 | |
JAL971 | 羽田→石垣 | 0645-0955 | スカイメイト | クラスJ | 22220 | 3067 | 7.2 | |
JTA172 | 石垣→中部 | 1215-1440 | 特便 | クラスJ | 10840 | 3062 | 3.5 | |
JTA135 | 中部→宮古 | 1525-1820 | 特便 | クラスJ | 10840 | 2822 | 3.8 | |
JAL936 | 宮古→羽田 | 1950-2225 | スカイメイト | 普通 | 22220 | 2607 | 8.5 |
朝の6:45に羽田を出発し、再び羽田に戻るのは夜遅い22:25。総フライト時間は11時間5分、ほぼ半日も飛行機に乗っていた計算になります。
総飛行距離はなんと4405マイル(7089 km)!東京-モスクワ間の区間マイルが4,664マイルなので、ほぼほぼヨーロッパの手前までと同じだけの距離を移動したことになります。
そしてFOP(詳細な計算方法はこちらのHPを参照)の方は、クラスJの加算分、そして2019年JMBステータス会員向けのFOP1.5倍キャンペーンを活用した結果、合計11558 FOPもゲット!JGC修行に必要な50000 FOPの23%も一気に獲得してしまいました!
一方でフライト費用は、中部-石垣/宮古線の特便が安いものの、東京-石垣/宮古の費用がかかり、合計66120円。FOP単価は5.7円と、まあまあといった結果となりました。
それでも獲得FOP数を考えれば、十分上出来です!
2. 修行のポイント
今回の修行行程には、大きく3つのポイントがあります。新規就航したJTA 中部-石垣/宮古線の活用、スカイメイト運賃による羽田-石垣/宮古線の利用、そしてFOP1.5倍キャンペーンの適用です。
それぞれもう少し深く解説していきましょう。
2.1. 今春新規就航!格安中部-石垣/宮古線を活用!
2021年3月から、日本トランスオーシャン航空(JTA)が新たに中部発着の2路線の運航を開始しました!中部-石垣線、および中部-宮古線です。
中部-石垣線は9年ぶりの再開、そして中部-宮古線はJTA11年ぶりの新規路線となり、東海地方-沖縄離島間の行き来がますます便利になりました。
ただし毎日運航されるわけではなく、繁忙期のみの限定。具体的には、2021年は3/28-4/4, 4/29-5/5, 7/1-10/30に一日一往復設定されています。
繁忙期のため当然料金はお高いはず…
ところが、新型コロナの影響もあってか、3/28-4/4に関しては、普通席が特便割引で9000円台~と、極めて格安価格で販売されていたのでした!
おかげさまでJGC FOP修行には最適の路線となったのです。
また中部-石垣と中部-宮古は中部で乗り継ぎができます。
中部・セントレアを拠点として、日帰りで沖縄離島方面への2往復4レグ修行が可能となったのです。
便名 | 出発 | 到着 | 時刻 |
JTA171 | 中部 | 石垣 | 0830-1135 |
JTA172 | 石垣 | 中部 | 1215-1440 |
JTA135 | 中部 | 宮古 | 1525-1820 |
JTA138 | 宮古 | 中部 | 1900-2115 |
2.2. 高価格の羽田-石垣/宮古はスカイメイトで節約!
一方で、東京羽田を拠点に修行する場合には、まず中部または石垣/宮古に向かわなければなりません。
この検討に関してはこちらの記事で詳しく検証しましたが、26歳未満ならば、スカイメイト運賃で直接羽田-石垣/宮古間を移動した方が最もFOP単価的に安価であることがわかりました。
スカイメイトは、満12歳以上26歳未満、かつ搭乗日当日に出発空港にて空席がある場合に利用可能な運賃です。
注意点としては2つ。
まず規則にあるように、当日空港でのみ予約可能です。HPやアプリでの事前予約はできません。
2点目は、時期により料金が変動すること。
羽田-石垣/宮古線では2種類の値段設定がされています。
3/28-4/4においても、羽田-石垣/羽田-宮古ともに
3/28~3/31は21220円
4/1~4/4は19440円
と2000円もの差が生じていました。したがってフライト日程を決める際には、中部-石垣/宮古線での運賃とは別に、スカイメイト運賃についても逐一確認しておくことが重要です。
なお、各日のスカイメイト運賃はPC版JAL国内線予約ページから確認することができます(スマホ版ではおそらくできません)。
スカイメイト運賃の確認方法を簡単にお示しします。
運賃案内をクリックすると、運賃表一覧などが表示されます。
この日の場合、スカイメイト運賃は19150円です。
ただし、羽田を含むため、次の国内線旅客施設料290円が別途加算されます。
したがって、この日の羽田-石垣線をスカイメイトで利用した場合、片道19440円となります。
2.3. FOP1.5倍キャンペーンの恩恵を最大限活用!
長距離かつ格安の中部-石垣/宮古線、安くはないもののほどほどの高さで長距離移動できるスカイメイト運賃の羽田-石垣/宮古線。これらを活用することで、十分満足できるFOPを獲得することができます。
しかし、さらにFOPを稼ぎたい!そこで、うまくFOP1.5倍キャンペーンを活用することにしました。
こちらは2019年度にクリスタル以上のステータスを所有していた者のみが利用できる、国内線でのフライトFOPが1か月間1.5倍となるキャンペーンです。
2020年4月~2021年3月まで、お好きな1か月を選択することができました。
そして私は2021年3月に設定していたんですね!
このおかげで、ただでさえ多いFOP積算数を、ほぼ1.5倍にまで拡張、上述のように11558 FOPもの獲得を可能にしたのです!
ちなみに、もしFOP1.5倍キャンペーンがなければ、4月に決行していました。なぜなら前章で説明したように、スカイメイト運賃が3月は4月より2000円ほど高く、2レグで計4000円近く追加で必要となるからです。
また執筆最中にふと気づいて調べたところ、残念ながら2020年度ステータス会員向け(2021年4月~2022年3月搭乗対象向け)のFOP1.5倍キャンペーンは開催されていないようです。
前々からこのキャンペーンは無くなるのではないかと噂されていましたが、これっきりもうなくなってしまうのでしょうか…。いつの日かまた復活してほしいですね。