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セントレアからのアクセス良好! 熱田神宮でお参り [東京・中部4レグ修行(3)]
熱田神宮でお参りし、時刻はそろそろ昼といったところ。
そこで数多くある名古屋グルメの中でも特に高級なひつまぶしを、その発祥と言われる「あつた蓬莱軒 本店」で味わうことにしました。
あつた蓬莱軒は明治6年に創業した、140年もの歴史を誇ります。
平仮名5文字の「ひつまぶし」はあつた蓬莱の登録商標で、ひつまぶしに使われるタレは創業以来継ぎ足しされてきたものなんだとか。
あつた蓬莱軒の本店が熱田神宮から歩いて5分もかからない場所にあります。
また熱田神宮に隣接して神宮店もあります。
今回はせっかくだからということで本店の方に行くことに。
本店の入り口はいかにも老舗高級料亭に相応しそうな雰囲気。
案内された部屋のふすまにも大きく「ひつまぶし」の文字。
さっそくメニューを開いてひつまぶしページを探します。
ひつまぶし一人前が3,900円
ご飯、鰻ともに大盛にした一半ひつまぶしは5,500円
覚悟していましたがなかなかのお値段(;・∀・)
お財布には痛いですが、ひつまぶしを注文しました。
メニューを見ると、ひつまぶしの他にも料理の種類が豊富です。
鰻丼もありますし、長焼もあります。
またうまきやお刺身(何のお魚でしょうか?)、天婦羅定食などもあります。
特にうまきとうなぎ寿司は追加注文獲得狙いなのか、卓上に誘惑写真が置いてありました。
気になってしまいますが我慢我慢。
また1月中旬に訪れたこともあり、期間限定の日本酒もありました。
流石にこれには手が出せなかったのですが、今もなおひつまぶしと一緒に味わってたらどれほど美味しかったのだろうかと考えてしまいます。
さて注文してからひつまぶしが運ばれてくるまで、20分程待つことになりました。
その間周りの席から漂ってくるひつまぶしの香りがなんてつらいことか!
たったの20分間なのに早く食べたくて仕方がなく、とてつもなく長く感じました。
そしてついにひつまぶしとご対面!
ふたを開けて…
こちらがひつまぶしでございます!
どんぶりには鰻がぎっしり敷き詰められています。
このひつまぶし、見た目以上にご飯と鰻が多く入っていて、これが他の鰻屋なら大盛なぐらいです。
このひつまぶしの食べ方には、あつた蓬莱軒推奨の食べ方があります。
まずお櫃の中の鰻とご飯をしゃもじで十文字に四等分します。
この4等分したものを一回ずつお椀に入れ、次のように味わいます。
①普通の鰻飯として食べる
うな重でイメージするよりもややパリッとした焼き加減の鰻と、140年の重みがあるタレの味を最も味わえる1杯。
これだけで満足してしまいそうな美味しさです。
②薬味(ネギ、ワサビ、海苔)をかけて食べる
別に分けてある3種類の薬味がこちら。
わさび、ネギはともかく海苔多くないか…?(^^;
これらを鰻飯の上にかけて、混ぜながらいただきます。
わさびのツーンとした感じが、鰻の旨みを一層引き立ててくれます。
③薬味(ネギ、ワサビ、海苔)を入れ、おだしをかけてお茶漬けにする
おだしは、ちょっと切れちゃっていますが赤い小坪の中に入っています。
薬味をかけた鰻飯に、このおだしをたっぷりかけます。
まさに超高級茶漬け。
おだしも絶品で、よくこんなとんでもない食べ方を思いついたものだと感服しました。
④①~③で気に入った方法で食べる
最後の一杯は、好みに合わせて自由にひつまぶしを味わいます。
私は特に②の食べ方が気に入ったのですが、だしの味も楽しみたいところ。
そこで鰻飯に薬味をかけ、そこにだしを少量垂らして染み込ませました。
②と③の中間というわけです。
ひつまぶしも十分堪能し、ひつまぶし体験はこれで終了。
最後に、あつた蓬莱軒ではお土産メニューもあったのでご紹介します。
店内メニュー同様に、ひつまぶしや鰻丼、長焼き、うまきなど様々なメニューが持ち帰りできます。
しかし果たしてフライトで東京まで持ち帰るにはどうなのかわかりません。
そんな中骨せんべいは持ち運びしやすそうですし、値段も550円とお手頃。
何も買わずに店を後にしてしまいましたが、今思えば骨せんべいを買っておきたかったなと後悔しています。
骨せんべいはまたいつか来た時の楽しみに(笑)