伊丹からわずか35分、JACのプロペラ機ATR42-600でコウノトリ但馬空港にやってきました。
ここから30分で折り返し、同一機材で伊丹に戻ります。
到着した但馬空港ではご当地ゆるキャラ「たじまる」がお出迎え。
実はこの子、Instagramで #但馬空港 タグ付きの投稿をしたらフォローしてきてくれたぐらいフレンドリーな奴です。
皆さん友達になってあげてね!
わずか30分の滞在ですがせめて空港正面だけでも拝もうと、到着口から正面外へ。
空港横にいかにも古いプロペラ機が置かれていました。
暗い中撮影し無理矢理明るく補正しているのでわかりにくいかもしれませんが、青帯の機体、垂直尾翼にANKと書かれています。
調べてみたところYS-11A-500Rという機材でかつてANAの子会社「エアーニッポン」が運行していたそうです。
1969年に製造されたのだとか。
今ではJACしか就航していませんが、かつてはANA系列も就航していたんですね。
次も暗くてわかりづらいですが、但馬空港ターミナルの全景。
小さいにしても立派な空港です。
但馬空港は日本初の「コミューター専用空港」なのだそう。
空港カウンターもしっかりとあります。
とはいってもJALグループのみですが。
小さいながらもきちんとした保安検査場を抜け、再び機体に向かいます。
日が沈み空が紺色から黒へと移り行く時刻。
真っ白な機体がライトに照らされ幻想的な風景になっていました。
これこそインスタ映えというような写真!
整備員さんがプロペラなど機体のチェックをしていました。
機内に乗り込むと往路と同じCAさんが待ち構えていました。
CAさん「お待ちしておりましたーー!!(^^)(満面の笑み)」
なんだやっぱり往復搭乗の修行僧だとお見通しだったんですね…
またお世話になります笑
座席は先程とは反対側の、これまたプロペラの横あたり。
ブンブン回るプロペラを眺められるのでこれはこれで楽しいです。
機内は往路よりもだいぶ混んでいて、搭乗率50%ぐらいはありそうでした。
それでも隣に誰もいないので快適。
20数人を乗せた小さい飛行機は、プロペラの轟音を山々に響かせながら大都会大阪へと飛び立っていきました。
そういえば往路フライトで書き忘れましたが、ATR42-600には座席背面はもちろん、壁や天井から下りてくるモニターもありません。
そのため安全ビデオの代わりに説明音声に合わせ、CAさんが救命胴衣の着用方法などを実演されていました。
さて機内サービスではいつも黒糖をもらっていますが、往路で貰ったばかりなので飴をもらうことに。
そしたら包装にJACと書かれていて、ここもJACオリジナルだったのかと驚かされました。
JAL本体では恐らくJALなのでしょう。
さてせっかくのフライトなので外を眺めたいところですが、すっかり日は落ちてしまいました。
ところどころ小さい街明かりはありましたが飛んでいるのは山間部上空。
ほとんど真っ暗な中でのフライトなので景色は諦め、機内誌をぱらぱらと。
すると国内線ファーストクラスの食事メニューに目が止まりました。
丁度1月の食事が但馬空港に近い豊岡市にある料亭とのコラボメニューでした。
機内でこんな美味しそうな食事がいただけるなんて流石ファーストクラスです。
SKYWARDでは但馬空港からアクセスできる名所も紹介されていました。
その中にあったのが山陰海岸国立公園。
山間にあるイメージの但馬空港でしたが、日本海にも簡単にアクセスできるようです。
但馬タッチでは観光する暇なんか当然ありませんが、こういうものを紹介されると行ってみたくなります。
JACでも機内販売をやっているようで、豊岡市のお菓子を500円で売っていました。
げんぶ堂という会社が販売している「あられのカタチのチョコ」。
げんぶ堂という名前は城崎温泉近くの観光名所、玄武洞から取っているのでしょう。
味はいちご、きなこ、あと一つ忘れてしまいましたが計3種類ありました。
CAさんにどの味がおすすめか聞いてみたところ、CAさんはいちご味が一番お気に入りだとのことだったのでそれに決定。
さてここからのお菓子の写真は家に帰ってからのものです。
外見はふっくらしたあられ。
横から少しうすいピンク色のチョコがはみ出ています。
ちょっと見苦しい写真ですがかじった断面はこんな感じ。
中にぎっしりとチョコが詰まっています。
外はサクサク、中は甘すぎないしっとりしたチョコでなかなかおいしいお菓子でした。
但馬タッチの記念におすすめしておきます!
さて往路同様約30分の短いフライトなので、いつの間にか降下を開始し眼下に大阪の夜景が広がっていました。
ものすごい綺麗な夜景ですが、大阪の地理にあまり詳しくないので一体どこを飛んでいるのやら。
関西在住の方は写真からこれはあそこだ!とわかるかもしれません。
そして伊丹空港に着陸。
本当にあっという間でした。
最後に名残惜しく座席をパシャっと。
CAさんともお別れして、バスでターミナルビルに向かいました。
定刻通り18:40の到着。
伊丹を出発したのが17:00だったのでわずか1時間40分で但馬まで行って帰ってきてしまったんですね。
安いのはもちろん、短時間で手軽に往復できる点もJGC修行のメッカとして名高い理由なのだと身をもって実感したフライトでした。