時は2019年1月。まだ私がJGC修行を開始したばかりの頃。今でこそJGCのその先JGPを獲得し、JAL最高級のダイヤモンド・プレミアラウンジまで利用できる身になりましたが、当時はJALラウンジとは全く縁のない身分でした。
この日は早朝に羽田空港を出発し、一日で7レグも搭乗するというとんでもない日。
そんな中、羽田空港で普通席から当日アップグレードし、なんと人生初のファーストクラスを体験することになったのです!!
搭乗するのはJAL101便、羽田6:30発の伊丹行。
本記事では当時のJAL国内線ファーストクラスの設備及び朝食について、初心の体験をもとに魅力をレビューしちゃいます!
※本記事は過去にJGC修行編で投稿した記事をリメイクしたものです。
ファーストクラス利用者はDPラウンジを利用することができる。しかしJAL101便は朝早すぎるためほとんど利用する時間がない。あまりの短さに名残惜しさを感じる余裕もなかった。
ラウンジを出てから搭乗するまで大急ぎでしたので写真がありませんが、搭乗までの出来事を簡単に。
搭乗口では最終のご案内中で、これから乗りこもうという乗客は他にいませんでした。本当にギリギリ、ラスト搭乗だったようです。
ニコニコしているGSさんに軽くぺこっとして改札機に搭乗券をかざすと
「シャ↑↑リー―――――ン!!!」
というものすごい派手な改札音が鳴り響きました!(再現できません…)
そして改札機の画面には赤くファーストクラスの文字が表示されました。
唐突の出来事に私は度肝を抜かれつつも、なんとかすまし顔で通過。しかしさらに驚いていたのはGSさんだったようで、通常は
「ご搭乗ありがとうございます(^^)」
見たいに言ってくれると思うのですが、このときは
(*’▽’)「ありがとう……Σ(・ω・ノ)ノΣ(・ω・ノ)ノΣ(・ω・ノ)ノ!!!」
みたいな感じでした。
なんでそんな驚かれなきゃいけないんだ!!!!
そこまでファーストクラスっぽくない風貌だったんでしょうか…
所詮20代前半クソガキ、まだまだ貫禄に欠けていたようですね。
今回座った座席は2A、左窓側座席です。
機内に乗り込んだら、座席にブランケットがあったので早速使用。
薄茶色の落ち着いたデザインで肌触りのいいまさに上質なブランケットでしたが、何より…
このFIRST CLASSの文字がたまりません!!!
確かに今ファーストクラスに乗っているんだと実感させていくれます。
もちろん前との座席間隔も非常に広く、足をいくら伸ばしても邪魔になるものなど存在しません。
さて席についてすぐチーフCAさまが簡単にご挨拶してくださり、コートを預かってもらいました。
その後しばらくして改めて
(*^^*)「やたがらす様、ご搭乗ありがとうございます。本日担当致します○○でございます。」
と声をかけてくださり、おしぼりもいただきました。
このおしぼり、JALホームページのファーストクラス紹介ページにも書かれていた通り、とても良い香りが付いていました(具体的にどのような香りかは忘れてしまいました)。
おしぼりにもしっかりJALのマークが!
鶴丸デザインになる前のサンアークみたいな文字、という感じです。
またこの時に安定飛行後の飲み物と食事について希望を聞かれました。
やや見づらいですが、メニューをご覧ください。
アルコールドリンク
[日本酒]
・播州一献 純米大吟醸
[シャンパン]
・ニコラ・フィアット レゼルヴ・エクスクルーシヴ ブリュット
[赤ワイン]
・2016 ソル・カサル・テンプラニーリョ
[白ワイン]
・ディヴァイン・ホープ・シュナン 2017
[焼酎]
・森伊蔵
[ビール]
・サッポロ エビス
・サントリー プレミアムモルツ
・アサヒ スーパードライ
・キリン 一番搾り
[ウイスキー・ソーダ]
サントリー角ハイボール
ソフトドリンク
[冷たいお飲み物]
・アップルジュース/オレンジジュース
・JALオリジナルドリンク"スカイタイム キウイ"
・ミリオンのブルーベリー&クランベリーライト
・綾鷹
・コカ・コーラ/コカ・コーラZERO
・ペリエ/ミレラルウィーター
・ノンアルコールビールテイスト飲料サントリー"オールフリー"
[温かいお飲み物]
・コーヒー JAL CAFE LINES「レクエルド デ イヴァン」
・紅茶/煎茶/ほうじ茶
・コンソメスープ
朝食[羽田発便]
・ツナとトマトのパヌッツオサンド
・レーズンデニッシュ
・ポテトのモルネソース ポークソーセージ、ブロッコリー
・ハムサラダ
・カリフラワークリームスープ
・フレッシュフルーツ
飲み物・食事共にメニューが豊富過ぎて目がまわってしまいます!
アルコールメニューは噂通りいかにも良さそうな銘柄(お酒事情に疎いので詳しくは存じません)。
しかし朝の7時前にお酒を飲む気分にもならずどうしたものかと。
そしたらコーヒーもファーストクラスこだわりのブレンドで朝食にも相応しそう。というわけでコーヒーを頂戴することにしました。
今回の搭乗記はボーイング777-200。
ファーストクラスは全席2席ずつ隣り合わせの配置です。
しかし隣とは大きな仕切りが設けてあるため全く視界に入ることがなく、プライバシーが確保されています。
仕切りの奥に写っている手、隣の人のものではなく私の手です!ミラー構造になっているんですね。
備え付けリモコンも仕切りに斜め上に設置されています。座席と付属品についてさらに見ていきましょう。
多機能が故操作が分かりにくい部分もありますが、このリーフレットを参照すれば大方なんとかなります。
裏面には座席に置いてあったクッションの使い方が数パターン紹介されていました。
低反発のしっかりしたクッションだったので腰と座席の間あたりに挟んだりして使いました。
ヘッドホンは…クラスJと同じだったのかな?
普段自前のものを使うため写真だけ撮って開けもしませんでした。
座席右側にリクライニング、フットレストなどのボタンが設置されています。リクライニングはかなり深い角度まで倒れます。
フッドレストと併用すればフルフラットにはならないものの、ひと眠りに十分快適な姿勢になります。
公式ページのイラストからもその快適さは十分想像できます。
隣席とのパーテンション部分にはちょっとしたものを入れるスペースも。
JAL国内線ファーストクラスには残念ながらコンセントは設置されていません。
その代わりにモバイルバッテリーが利用できます。
なかなか大きいバッテリーで重く、ずっしりしています。
とても持ち帰りたいとは思えない邪魔なものなので盗まれる心配はまあないでしょう。
USBポートが1個ついています。充電ケーブルは自分で用意しましょう。16000mAhと大容量(スマホで4~5回分充電できるぐらい?)ですので気にせず利用できます。
次にアメニティグッズ。
このグレーの袋の中にはスリッパと靴べらが入っていました。
スリッパもグレーを基調とした使い捨てタイプですが、よーく見てください。
ちゃんとJAPAN AIRLINESと書かれています!使ってしまうのはもったいないなと思いそのまま記念に持ち帰りました。
ざっくり設備紹介は済ませましたので、ここからがフライトの様子です。
定刻6:30に飛行機は動き出しました。
少し外が明るくなってきたかなというところ。
混雑する羽田空港ですが、今回は順調にすいすい進んでいきます。
ファーストクラス中央最前列の前にあるモニターからは、コックピットからの映像が映し出されます。
小さい頃電車の先頭窓から前面展望を眺めたという記憶はないでしょうか?
まさにそれを飛行機で体験しているような感覚でした。
夕陽をバックにこれからお勤めの日航機の数々。
滑走路まで格納庫の近くを通り、間近で機体をみることができました。
JALのディズニー塗装機も!
さあいよいよ離陸の瞬間です。
今回はファーストクラスということで周りの目を気にせず撮影できるので、タイムラプスにしてみました。
冬の明け方の離陸風景、いかがでしたか?
雲を抜けるとまさに夜明け後の色が移り変わってきた瞬間。
夕方とは違った澄み渡った空気感にあふれています。
安定飛行に入り、さっそくテーブルを出すことに。
飛行機のテーブルか??と疑うほど広くて立派なテーブルです!
こんなのが座席のひじ掛けから出てくるなんて設計した方の技術に感心します。
ほどなくしてファーストクラスの目玉であるお食事が運ばれてきました。
これがファーストクラスの朝食か!!!
普段地上ですらこんなにしっかりとした朝食を取ることはなかなかありません。
それを空の上で堪能できるのですからただ驚くばかりでした。
せっかくなのでそれぞれアップで撮影しました。
・レーズンデニッシュ
・ポテトのモルネソース ポークソーセージ、ブロッコリー
・ツナとトマトのパヌッツオサンド
・カリフラワークリームスープ
・ハムサラダ
・フレッシュフルーツ
言うまでもなくどれも美味しそう…
お手拭きにもJAPAN AIRLINESの文字入り。
この白いフキンにはフォーク、スプーン、ナイフが包まれていますが…
こちらにもJALの刻印。
この3点セット欲しいです!
JALSHOPなどで販売してくれないでしょうか?(笑)
まずはコーヒーからいただきましょう。
外の景色をバックにシャンパンを持った写真がよくありますが…
朝の青い空を背景にコーヒー、なんてのも良くないですか??
この瞬間は間違いなく”世界一優雅なコーヒータイム”だったに違いありません!!
こんな澄み切った空を眺めながら…
豪華な朝食をいただく…
こんな幸せな時間があっていいのでしょうか。
まだまだ旅は序盤だというのに贅沢尽くしです。
しかしこの優雅な時間もすぐ過ぎ去ってしまいます。
ただでさえ羽田-伊丹の所要時間はわずか1時間。
そのうち安定飛行に入り、食事を堪能できるのはせいぜい10分。
そのため実際には豪華な食事を味わいながらも、なるべく早食いするというちょっともったいないことをせざるを得ませんでした。
さあいよいよ伊丹に着陸です。
着陸の様子もタイムラプス撮影してみましたので、朝の大阪の街をご堪能ください。
動画には大阪城やJR大阪駅も映っていましたが見つけられましたか?
伊丹空港に到着し、ドアが開くと同じくファーストクラスに搭乗されていた方々は颯爽と降りていきました。
しかし私は名残惜しく居座り続け、クラスJや普通席のお客さん達も降りるまで待つことにしました。
理由は簡単、最後にファーストクラスの座席を撮影したかったからです!
ほんの60分でしたが本当に幸せなひとときでした。
このJAL101便は、伊丹に到着するJALグループ一番目の便です。
ここで少し後悔したのが、手荷物を預けていなかったこと。
ファーストクラス利用なので優先的に返却されますし、おそらくタグはファーストクラス専用のものが使われるはず。
ファーストクラス利用レポならその優先返却についても調査するべきだったなと。2020年現在JGPを達成した今、いつでもFタグが手に入る身になっても未だに後悔しております。
ファーストクラスに乗られる際は是非記念に忘れないよう注意してくださいね!
※本記事はJGC修行総集編の補足記事です。
このファーストクラス搭乗時の修行の様子は、「JGC修行総集編 Vol.3 | 怒涛の7レグ!九州ラウンジホッピングツアー~天草エアライン&ファーストクラス~(2020年8月15日公開予定)」の一場面となっております。
空港ラウンジ等の様子は、総集編記事の方も合わせてお楽しみください。