[香港デモ] キャセイパシフィック航空欠航! 代替便のJALマイル事後登録申請から反映されるまで




収束する気配がなく緊張状態が続く香港デモ。
香港を拠点とするキャセイパシフィック航空も香港デモの影響を大きく受け、度々遅延・欠航が生じています。

私自身2019年8月にキャセイパシフィック航空を利用した際に、予約していた香港→バンコク便が欠航となり、翌日のキャセイパシフィック航空同路線便に振替となりました。

参考記事
香港デモによるキャセイパシフィック欠航騒動に巻き込まれました!!

キャセイパシフィック航空はワンワールドに加盟しており、一部の対象運賃では、予約時にJALマイレージバンクの会員番号を入力することでJALマイルが自動で積算されます。

しかし欠航により代替便に搭乗した場合自動では反映されなくなり、また申請手続きもやや手間がかかります。

そこで私が行った申請手続きと積算されるまでの期間、そして最後にホームページには記載されていない重要な注意点、具体的にはキャセイパシフィック航空ではない他社航空会社に振替となった場合の扱いについても記します。

目次
1.  キャセイ便でJALマイルが積算される予約クラス
2. 欠航及び2回の搭乗便変更の全容
3. 代替便のJALマイル申請方法
4. 申請から反映されるまで
5.  重要:他社便に振替となった場合の取扱い
6. まとめ



1.  キャセイ便でJALマイルが積算される予約クラス

キャセイパシフィック航空はJALとコードシェアをしており、JAL便名で予約・搭乗する場合は当然JALマイルが積算されます。
一方でキャセイ便として搭乗する場合でも、下記予約運賃であれば積算対象となります。

ここでエコノミークラスでは特に注意が必要です。
積算対象はE, B, H, K, M, Lのみです。
他の予約クラスでは積算されません。

具体例として、8月に私が搭乗したキャセイ便の予約クラスを見てみましょう。

往路の成田→香港→バンコクの予約クラスはK。区間マイルの50%のJALマイルが積算されます。

一方で復路の予約運賃はVなので、積算対象外です。
同じ路線でも予約運賃が異なり、積算されるか否かも変動するため注意が必要です。

では具体的にどのような運賃が積算対象外なのでしょうか?

キャセイパシフィック航空のホームページで東京→香港のエコノミー運賃を検索すると、安い順にセーブ、コア、フレックスの3種類があります。

運賃を選択し、次の画面に進めば予約クラスを確認できます。

これは最も安いセーブ運賃。予約クラスはQで積算対象外です。
同様に確認すると、

コア:V
フレックス:K

となっていました。他の日程や便でもいくつか確認しましたが、おそらく

フレックスであれば積算対象
セーブ、コアは積算対象外

となっているようです。

したがってキャセイパシフィック航空では大手の中でもお得な運賃がよく設定されていますが、JALマイルが積算され、JGC修行に必要な搭乗実績にもカウントされるにはフレックス以上のお金を払う必要があります。

2. 欠航及び2回の搭乗便変更の全容

過去記事や前述に示した航空券情報の通り、往路ではキャセイパシフィック航空で成田→香港→バンコクと搭乗する予定でした。

しかし香港デモで香港→バンコク便が欠航。
代わりにキャセイ側がエチオピア航空の同路線便を振替便として用意してくれました。

ところがなんと、そのエチオピア航空にも乗ることができなくなったため再振替となり、最終的には翌日のキャセイ便に変更となりました。

したがって流れとしては

・キャセイ:香港→バンコク(予約クラスK、積算対象)

・エチオピア:香港→バンコク(???)

キャセイ:香港→バンコク(???)

となったのでした。
なおエチオピア航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しているため、通常はJALマイルは積算されません。

3. 代替便のJALマイル申請方法

搭乗後のマイル積算申請方法は、JALホームページのマイレージページから確認できます。

事後登録はJALホームページで直接、または必要書類の郵送で申請できます。

しかし、欠航便の代替便に対して申請する場合には、郵送でしか申請できません!

郵送での申請には書類が3種類必要です。

・eチケット控原本又はコピー可(航空券番号・運賃情報・予約クラスが明示されているもの)
・会員名義搭乗券(原券)ホームプリント搭乗券原本又はコピー
・「JMBお得意様番号(7桁または9桁)」「お名前(フルネーム)」「ご住所」「電話番号」「生年月日」を明記したメモ

上記二つはこのような感じ。
これに必要事項をメモした紙も封筒に同封し、

JMB日本地区会員事務局に郵送すれば完了です。
あとは反映されるまで首を長くして待ちましょう。

なお申請は搭乗14日後から可能であり、申請2~4週間で反映されるとのことです。

4. 申請から反映されるまで

封筒を投函してから丁度3週間後、JALホームページの新着メッセージにこのような表示が現れました。

無事に申請できているようです!
ただここまで何も音沙汰がない期間が3週間もあり、長いことハラハラした気分を味わうことになります。

そしてその8日後…

 

ついに香港→バンコク代替便のマイルが積算されました!

申請から反映まで、4週間プラス1日かかることとなりました。

5.  重要:他社便に振替となった場合の取扱い

今回は積算対象運賃のキャセイパシフィック便を翌日のキャセイ便に振替となりました。
振替後の搭乗券に予約クラスの記載はなく積算されるのか正直不安だったのですが、同じ航空会社便への振替であれば積算されるようです。

しかし、もし最初の代替便エチオピア航空に搭乗していた場合、JALマイルは積算されていたのでしょうか?

出発時に成田空港のキャセイカウンターで尋ねたところ、

エチオピア航空搭乗分は積算対象外

かつ

代替便出発空港の香港ではワンワールドステータスを持っていてもラウンジは利用不可

と断言されました。

また欠航はキャセイパシフィック航空側の過失ではなく香港デモによる不可抗力だのため、代替便確保以外の対応はしかねるということでした。

したがって、キャセイ便への振替であれば当初の予約クラスに応じたマイルが積算されますが、他社便では一切積算されなかったと考えられます。

6. まとめ

以上のように、JAL提携航空会社の便が欠航し代替便に搭乗した場合でも、同じ会社の便であれば郵送手続きで事後申請が可能です。

しかし他社便への振替の場合、マイルの積算自体も不可となる可能性があります。

現在キャセイパシフィック航空の本拠地香港の情勢は極めて不安定であり、またキャセイパシフィック航空便が欠航するということもあることでしょう。

そのような際に、マイルの積算可否や事後登録方法に関して本記事を思い出していただければ幸いです。



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