JALコロナ減便対応で経由地変更したらFOP単価3.3円の激安航空券が爆誕!羽田→那覇7760円

新型コロナウイルスの影響で減便が続いているJAL。予約便が欠航の対象となってしまった場合には、一定期間の中で同じ区間の任意の便に振り替えることができます。

しかし、乗り継ぎ便で予約していた場合には、どうしても同じ経由便では移動できなくなってしまう場合もあります。

今回私は羽田→中部→那覇という経由便を予約していましたが、減便のため羽田→那覇直行便に変更することになりました。
ところがその結果、なんと片道7760円、FOP単価3.3円というとんでもないハイコスパ航空券が誕生してしまいました!

今回はこのハイコスパ航空券が誕生した背景をお届けします。

目次
1. 減便で羽田→中部→那覇の乗り継ぎができなくなった!
2. 中部→那覇便を羽田→那覇便に変更!羽田→中部は払い戻しに!
3. 先得運賃が大人普通運賃扱いに?!フライトマイル・FOP数大幅UP!
4. 結果:料金7760円、FOP単価3.3円の激安航空券が爆誕!

1. 減便で羽田→中部→那覇の乗り継ぎができなくなった!

今回盛大にコロナ減便の影響を受けたのは、東京羽田から中部(セントレア)へ飛んだあと、当日中に那覇へと乗り継ぐ行程でした。

この行程も3月頃から度重なる減便で行程を変更・延期した挙句、次のような行程となっていたのでした。

便名発着運賃種別座席クラス料金FOPFOP単価
JAL201羽田(08:15)→中部(09:15)特便クラスJ1103072915.1
JTA049中部(19:05)→那覇(21:20)先得普通776012146.4

1レグ目の羽田→中部はFOP単価15.1円とFOP修行としては決して好ましくない便。これも元々は夕方の国際線仕様機ファーストクラス座席を目当てに予約していたものでしたが、毎回減便対象となってしまうため諦めて朝の便に変更していたものです。

※羽田→中部便の国際線仕様機ファーストクラス座席に関する内容はこちらの記事もご参考に!

+1000円でJALビジネスクラス体験、そして国際線ファーストクラスへの挑戦 | JGC修行総集編 Vol.4

2レグ目は日本トランスオーシャン航空(JTA)の便で、こちらは先得で7760円とお安く、FOP単価も6.4円と上出来!この便のおかげでなんとか行程全体としてのFOP単価バランスを保っていたのでした。

ところが、5月の追加減便が発表され、2レグ目が欠航となってしまいました!

欠航の場合、JALでは自動で代替便を用意してくれるほか、原則30日後までの希望する便に変更が可能です。
おかしなことに、自動手配では明らかに乗り継ぎ不可能な便が提案されることも多々あることで巷では話題。さあ私の便はどうなったのでしょうか?

なんと、同一日の朝08:45中部発の便に変更となっていました!中部着が09:15ですから明らかに乗り遅れます!

便名発着運賃種別座席クラス料金FOPFOP単価
JAL201羽田(08:15)→中部(09:15)特便クラスJ1103072915.1
JTA045中部(08:45)→那覇(11:10)先得普通776012146.4

通常、中部→那覇では4便程度かそれ以上の便が設定されています。なので一つぐらいは遅い便があるのではないでしょうか?
そこで該当日の中部→那覇で検索してみた結果がこちらです。

なんと、設定が1便のみ!!!
ここまで露骨に減便されていたとは…。しかもとっても使いにくい時間だけ残されているなんて!

ちなみに、ダメもとで羽田→中部も検索してみましたが、こちらもやはり朝の1便のみ。

というわけで、選択肢として2つ考えました。

・名古屋で一泊し、2日間かけて羽田→中部→那覇と移動
・JALに交渉して羽田→那覇に変更

HP上では後者のように変更することはできません。しかし、減便により乗り継ぎが不可となった場合には、JALに相談すれば、直行便や他の経由便に変更することができるという情報をSNSで目にしたことがありました。

そこで、JAL DP予約デスクに電話し、直行便に変更できないか相談することにしたのでした。

2. 中部→那覇便を羽田→那覇に変更便!羽田→中部は払い戻しに!

JAL DP予約デスクに問い合わせた結果、直行便または経由地の異なる乗継便に変更できるとの返答をいただきました!
経由便となると伊丹、関空、福岡あたりで乗り継ぎとなったのでしょうか?そちらも気になりましたが、今回はおとなしく直行便に変更をお願いすることに。

しかし、単に羽田→中部と中部→那覇1枚の航空券を羽田→那覇の1つの航空券になるのかと思いきやどうやら違うようです。

羽田と中部が近い空港扱い(200マイルぐらい離れているのに!)のため、なんと中部→那覇の航空券を羽田→那覇に区間変更する形になるとのこと!
そして不要となった羽田→中部は、手数料なしで全額来戻し扱いとなりました。

中部→那覇は7760円で購入していたので、羽田→那覇が7760円と考えると相当割安な航空券に化けてしまいました。

なお、後日購入履歴を確認したところ、確かに羽田→中部は払い戻し済みとなっていました。

しかし、驚くのはこれだけではなかったのです!

3. 先得運賃が大人普通運賃扱いに?!フライトマイル・FOP数大幅UP!

繰り返しになりますが、今回購入していた中部→那覇便航空券はお得な割引運賃の一つ、先得割引で購入していました。
この先得運賃は、フライトで獲得できるマイル(フライトマイル)は区間マイルの75%、FOPはフライトマイルの2倍となっています。

変更後の羽田→那覇便についても、先得運賃であることを前提に計算すると、フライトマイルは738マイル、獲得FOPは1476 FOPとなるはずです。

ところが、搭乗2日後、マイル履歴で確認したところ、フライトマイルは区間マイルの100%である984マイル(ステータスボーナス分等を除く)、FOPに至ってはなんと2368 FOPも積算されていました!
この2368FOPというのは、フライトマイルの984マイルの2倍の数1968に400を足した数。つまり、大人普通運賃や特便割引運賃に適用される、FOPボーナス分が追加加算された計算となります!

長々と書きましたが、結論はこうです。先得の航空券が、大人普通運賃の航空券(と同等のもの)に化けました!!!!

これはなかなかに驚愕な事実です!ちなみに同じくコロナ減便の振替でも、先得で同じ区間で変更(羽田→那覇直行便を別の時間の羽田→那覇直行便)した場合には、同じ先得のフライトマイル、FOPが積算されていました。
したがって、区間変更が伴う場合には、大人普通運賃相当の基準が適用されるという謎現象が生じるのかもしれません。

4. 結果:料金7760円、FOP単価3.3円の激安航空券が爆誕!

今回変更によって生じた航空券は、次の通りです。

便名発着運賃種別座席クラス料金FOPFOP単価
JAL915羽田(11:45)→那覇(14:35)普通普通776023683.3

羽田→那覇直行便普通席で7760円、獲得FOPは2368 FOPとなり、FOP単価はなんと3.3円!!!FOP1.5倍キャンペーン適用時ですらこんなにFOP単価の低い便はありませんでした!
JGC修行をする身としてはこんなに嬉しいことはありません!

また乗り継ぎができなくなってしまった場合でも、全区間払い戻し・再購入ではなく、臨機応変な対応をしていただけることが判明した点も大きな収穫でした。

今後もしばらく減便騒動は続くと思われますので、もしも同じように減便で乗り継ぎができなくなった場合には、JALに相談という選択肢があることを覚えておくといいでしょう。

最後に余談ですが、この激安航空券爆誕で嬉しい反面JALさんにはなんだか申し訳ないような心残りもありました。今回あまりにもお得にフライトできる分、他のフライトで少しでも還元しようかなと、追加で航空券を予約・購入しちゃいました。