[空港の保安検査、あなたは大丈夫?] 今冬からの変更点は? 検査をラクに済ませるコツは?




2019年も残りわずか、年末年始シーズンに突入しました。
今回の年末年始は最大9連休ということもあり、例年以上に帰省や国内外への旅行に航空会社を利用する方もいるかと思います。

一方で2019年9月以降、国内線の保安検査場検査が強化されています。

前回の年末年始や夏休みシーズンに比べても検査の手間や時間がかかるようになっています。

頻繁に航空機を利用する方ならまだしも、年末年始などたまにしか利用しない方は保安検査の手順や持ち込めるも可能なものに不安を感じている方も少ないはずです。

そこで本記事では国内線において強化された検査内容、検査で注意すべき点、機内に持ち込めないものなどを説明するとともに、見落としがしな注意点についても触れていきます。

目次
1. 強化された内容4項目
2. 保安検査の手順と注意点
3. 機内に持ち込めないもの一例
4. [盲点] 機内に持ち込めるが、手荷物には預けられないもの
5. 保安検査をラクに済ませるコツは?
6. まとめ



1. 強化された内容4項目

2019年9月から、国土交通省の通達により全国の空港での保安検査が強化されています。

コート・ジャケットなど上着類のX線検査
安全靴・厚底・ブーツ・くるぶしを覆う靴のX線検査
身体に触れる検査の可能性
ドローンの持ち込み禁止(11月5日まで)

特に上着類のX線検査には注意が必要です。

昨年までスーツ・コートはポケット内部の金属類を取り出せば着用したまま保安検査を抜けることができましたが、今冬からはトレーに載せ、X線検査を受けなければなりません。

したがってコートの下にもスーツ類などの服を着ている場合、2着とも保安検査場で脱ぐ必要があります。

この上着検査が追加されたことが影響しているのか、今冬シーズンに入ってから一段と保安検査が混雑し、時間を要しているように感じます。

またドローンに関してはラグビー世界大会開催に伴う一時的な持ち込み禁止処置で、現在は客室内持ち込み可能です。
しかし今後東京オリンピック等により再度規制される可能性もありそうです。

2. 保安検査の手順と注意点

保安検査場ではX線検査が必要な所持品をトレーに載せます。

カバン等の荷物に加え、身に付けている貴金属や電化製品をトレーに載せます。
ベルトや腕時計なども金属検知器に反応する場合があるのでなるべく取り外し、トレーに載せておくことをお勧めします。

今回から追加された上着・靴検査に該当する方はそれらも載せます。

国内線ではペットボトル飲料等の液体物も持ち込みは可能ですが、X線検査の後さらに簡易的な検査を受けることになるのでなるべく数は少なくしておくことをお勧めします。

またスマートフォンやタブレット、PCはカバン等に入れず、トレーに出してX線検査を受ける必要があります。
これらがカバン等に入っているとカバン中身の検査に影響を及ぼし、取り出しの上再検査となる場合があります。


国土交通省による説明ポスター

以下、国土交通省による保安検査場の受け方の手順もご参考ください。

3. 機内に持ち込めないもの一例

機内に持ち込めないものは、爆発物や危険物です。
突き詰めるときりがないので詳細は各航空会社のHPや国土交通省が公表しているこちらのリストを確認していただきたいですが、最低限次のことを頭に入れていただければと思います。

・ハサミ・カッターなどの刃物類、鋭利なもの
・バット・ゴルフクラブなど
・ライター(一人一台まで、一部タイプのみ持ち込み可能)

※誤解を招くとの指摘がありましたので追記します。
下記図に示すように、ライターは一人一台まで持ち込み可能ですが、手荷物に預けることはできません。ご注意ください。



4. [盲点] 機内に持ち込めるが、手荷物には預けられないもの

保安検査とは少し話がそれますが、機内には持ち込めるにも関わらず手荷物として預けられないものが存在します。

手荷物に預けられないものは大きく二つ。
まず一つは高価、あるいは貴重なものです。

現金や宝石類、書類やカメラ、パソコンなど様々ですが、安全上の問題というよりは、紛失や損壊時に航空会社として補償しかねるものが大半です。

本記事執筆用に調べるまで、私個人はPCを預けたこともありましたが良くなかったようです。仮に預けることができてもあくまで自己責任ということなのでしょう。

一方でもう一つは、バッテリー類です
モバイルバッテリーやカメラのバッテリーが該当します。

これらは手荷物を預ける前に検査を行っている空港では、検査後取り出し再検査することになります。
羽田空港など預けた後に空港側で検査が行われる場合は、搭乗までに呼び出され取り出す必要が生じることもあるようです。

バッテリー類は発火の恐れがある危険物とみなされるため、預けることができません。

他にもバッテリーを搭載したスマートバゲージ等も該当します。

5. 保安検査をラクに済ませるコツは?

保安検査に話を戻します。

カバンから電化製品や飲料を取り出し、上着類を脱ぎ、身に付けている貴金属を全てトレーに出さないといけない非常に手間のかかる検査。
少しでもラクに済ませるにはどうすれば良いでしょうか?

まずはやはり、事前にX線検査が必要なもの、機内に持ち込めないものを確認しておくことです。

そして貴金属や飲料、電化製品の持ち込みを減らし、検査が必要となるものはなるべく手荷物に預けておきましょう。

また腕時計などどうしても身に付ける必要のある貴金属類などは、一個一個トレーに入れるのではなく、保安検査を受ける前にカバンに入れておくとラクになります。

トレーに入れる際に外す手間がなくなりますし、検査後トレーから一つ一つ取り出し身に付ける必要もなくなるので迅速に保安検査場を後にすることができます(混雑解消にも貢献できるでしょう)。

6. まとめ

簡単にではありますが、国内線の保安検査における注意点を説明してきました。
しかしこれらはあくまで概要であり、機内持ち込みルールは荷物サイズ等も含め確認事項が多岐にわたります。
航空会社や仕様機材によっても一部異なる場合がありまし、さらに国際線では追加の制限があります。

お出かけの際には改めて、ご利用になる航空会社のサイトから保安検査・荷物の案内をご確認ください。



[香港デモ] キャセイパシフィック航空欠航! 代替便のJALマイル事後登録申請から反映されるまで




収束する気配がなく緊張状態が続く香港デモ。
香港を拠点とするキャセイパシフィック航空も香港デモの影響を大きく受け、度々遅延・欠航が生じています。

私自身2019年8月にキャセイパシフィック航空を利用した際に、予約していた香港→バンコク便が欠航となり、翌日のキャセイパシフィック航空同路線便に振替となりました。

参考記事
香港デモによるキャセイパシフィック欠航騒動に巻き込まれました!!

キャセイパシフィック航空はワンワールドに加盟しており、一部の対象運賃では、予約時にJALマイレージバンクの会員番号を入力することでJALマイルが自動で積算されます。

しかし欠航により代替便に搭乗した場合自動では反映されなくなり、また申請手続きもやや手間がかかります。

そこで私が行った申請手続きと積算されるまでの期間、そして最後にホームページには記載されていない重要な注意点、具体的にはキャセイパシフィック航空ではない他社航空会社に振替となった場合の扱いについても記します。

目次
1.  キャセイ便でJALマイルが積算される予約クラス
2. 欠航及び2回の搭乗便変更の全容
3. 代替便のJALマイル申請方法
4. 申請から反映されるまで
5.  重要:他社便に振替となった場合の取扱い
6. まとめ



1.  キャセイ便でJALマイルが積算される予約クラス

キャセイパシフィック航空はJALとコードシェアをしており、JAL便名で予約・搭乗する場合は当然JALマイルが積算されます。
一方でキャセイ便として搭乗する場合でも、下記予約運賃であれば積算対象となります。

ここでエコノミークラスでは特に注意が必要です。
積算対象はE, B, H, K, M, Lのみです。
他の予約クラスでは積算されません。

具体例として、8月に私が搭乗したキャセイ便の予約クラスを見てみましょう。

往路の成田→香港→バンコクの予約クラスはK。区間マイルの50%のJALマイルが積算されます。

一方で復路の予約運賃はVなので、積算対象外です。
同じ路線でも予約運賃が異なり、積算されるか否かも変動するため注意が必要です。

では具体的にどのような運賃が積算対象外なのでしょうか?

キャセイパシフィック航空のホームページで東京→香港のエコノミー運賃を検索すると、安い順にセーブ、コア、フレックスの3種類があります。

運賃を選択し、次の画面に進めば予約クラスを確認できます。

これは最も安いセーブ運賃。予約クラスはQで積算対象外です。
同様に確認すると、

コア:V
フレックス:K

となっていました。他の日程や便でもいくつか確認しましたが、おそらく

フレックスであれば積算対象
セーブ、コアは積算対象外

となっているようです。

したがってキャセイパシフィック航空では大手の中でもお得な運賃がよく設定されていますが、JALマイルが積算され、JGC修行に必要な搭乗実績にもカウントされるにはフレックス以上のお金を払う必要があります。

2. 欠航及び2回の搭乗便変更の全容

過去記事や前述に示した航空券情報の通り、往路ではキャセイパシフィック航空で成田→香港→バンコクと搭乗する予定でした。

しかし香港デモで香港→バンコク便が欠航。
代わりにキャセイ側がエチオピア航空の同路線便を振替便として用意してくれました。

ところがなんと、そのエチオピア航空にも乗ることができなくなったため再振替となり、最終的には翌日のキャセイ便に変更となりました。

したがって流れとしては

・キャセイ:香港→バンコク(予約クラスK、積算対象)

・エチオピア:香港→バンコク(???)

キャセイ:香港→バンコク(???)

となったのでした。
なおエチオピア航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しているため、通常はJALマイルは積算されません。

3. 代替便のJALマイル申請方法

搭乗後のマイル積算申請方法は、JALホームページのマイレージページから確認できます。

事後登録はJALホームページで直接、または必要書類の郵送で申請できます。

しかし、欠航便の代替便に対して申請する場合には、郵送でしか申請できません!

郵送での申請には書類が3種類必要です。

・eチケット控原本又はコピー可(航空券番号・運賃情報・予約クラスが明示されているもの)
・会員名義搭乗券(原券)ホームプリント搭乗券原本又はコピー
・「JMBお得意様番号(7桁または9桁)」「お名前(フルネーム)」「ご住所」「電話番号」「生年月日」を明記したメモ

上記二つはこのような感じ。
これに必要事項をメモした紙も封筒に同封し、

JMB日本地区会員事務局に郵送すれば完了です。
あとは反映されるまで首を長くして待ちましょう。

なお申請は搭乗14日後から可能であり、申請2~4週間で反映されるとのことです。

4. 申請から反映されるまで

封筒を投函してから丁度3週間後、JALホームページの新着メッセージにこのような表示が現れました。

無事に申請できているようです!
ただここまで何も音沙汰がない期間が3週間もあり、長いことハラハラした気分を味わうことになります。

そしてその8日後…

 

ついに香港→バンコク代替便のマイルが積算されました!

申請から反映まで、4週間プラス1日かかることとなりました。

5.  重要:他社便に振替となった場合の取扱い

今回は積算対象運賃のキャセイパシフィック便を翌日のキャセイ便に振替となりました。
振替後の搭乗券に予約クラスの記載はなく積算されるのか正直不安だったのですが、同じ航空会社便への振替であれば積算されるようです。

しかし、もし最初の代替便エチオピア航空に搭乗していた場合、JALマイルは積算されていたのでしょうか?

出発時に成田空港のキャセイカウンターで尋ねたところ、

エチオピア航空搭乗分は積算対象外

かつ

代替便出発空港の香港ではワンワールドステータスを持っていてもラウンジは利用不可

と断言されました。

また欠航はキャセイパシフィック航空側の過失ではなく香港デモによる不可抗力だのため、代替便確保以外の対応はしかねるということでした。

したがって、キャセイ便への振替であれば当初の予約クラスに応じたマイルが積算されますが、他社便では一切積算されなかったと考えられます。

6. まとめ

以上のように、JAL提携航空会社の便が欠航し代替便に搭乗した場合でも、同じ会社の便であれば郵送手続きで事後申請が可能です。

しかし他社便への振替の場合、マイルの積算自体も不可となる可能性があります。

現在キャセイパシフィック航空の本拠地香港の情勢は極めて不安定であり、またキャセイパシフィック航空便が欠航するということもあることでしょう。

そのような際に、マイルの積算可否や事後登録方法に関して本記事を思い出していただければ幸いです。