2019年1月23日、JALから2019年度の路線便数計画についてプレスリリースがありました。プレスリリースリンク http://press.jal.co.jp/ja/release/201901/005021.html?_ga=2.94824536.578661889.1548410496-1133595618.1543741877
・国内線
まず目玉として、国内線へのエアバスA350-900とボーイング787-8の導入路線・時期の発表があります。
エアバスA350-900は2019年9月から羽田-福岡線
ボーイング787-82019年秋頃から羽田-伊丹線
を中心に投入されます。
両機材とも以前から導入することが発表されていましたが、いよいよ発表となりました。
国内線では一部対象外の期間もありますが、5路線で増便がなされます。
この中で特に注目すべきは羽田-新千歳便です。
プレスリリースの本文で次のように深夜便について記載がありました。
『羽田=札幌(新千歳)線では、週末や連休期間、夏季期間の旺盛な需要にお応えし、一部期間において深夜便を増便します。』
昨年12月29日には那覇-羽田線で臨時深夜便が運航されましたが、今回発表された羽田-新千歳線では複数日運航されるより使いやすい深夜便となりそうです。
伊丹-福岡便が4便から3便へと減便されてしまいます。
同路線は山陽新幹線と競合関係にありますが、押され気味ということなのでしょうか。
一日4便でも少なく使いにくい路線ですが、今後はより不便になりそうです。
また他には鹿児島発着のJAC3路線が減便に。
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最後に国内線ではJACの3路線で、SAAB340BがATR42-600へと機材変更されます。
供給座席数が36席から48席へと1.3倍に増加するので、これまでよりも予約が取れやすくなったり、多少安い運賃が登場するかもしれません。
一方でSAAB340Bの引退も刻々と迫っている証拠であり、今後の動向に注目です。
・国際線
国際線ではまず既に発表されている成田-シアトル線新規就航に加え、成田-モスクワ線の毎日運航への増便が発表されました。
既にANAも2019年度中に成田-モスクワ線と成田-ウラジオストク線の就航が発表されています。
一方でJALはワンワールド加盟のS7航空に加え今後アエロフロート・ロシア航空と包括的業務提携を行うことになっています。
2019年度はロシア路線を巡って、JALとANAで激しい闘いとなるかもしれません。
またブリティッシュエアウェイズとのコードシェアにより、関西-ロンドン線へ新規就航します。
他にも成田-グアム線と成田-シカゴ線の期間増便が発表されました。
またJAL SKY SUITE仕様機材の投入路線が拡大され、北米・欧州・豪州方面全路線のビジネスクラスがフルフラットシートとなります。
以上のように、国内線・国際線共に今後の動向が気になる発表されました。
2019年のJALグループがどのような戦略を立ててくるのか、引き続き新規情報に注目です!