JALの半永久上級会員資格であるJGC。JGCを獲得するためにはまずJALステータスの一つであるJMBサファイアまで到達しなければなりません。
そしてJMBサファイアに行きつく前に、必ず一つ下のランク、JMBクリスタルを通過することになります。
JMBクリスタルでも非ステータスユーザーよりもはるかに魅力的なサービスを享受できますが、サファイア会員になると何が変わるのでしょうか?
本記事ではクリスタル会員とサファイア会員が受けられる主なービスの違いに着目して、JMBサファイアの魅力を簡潔にご紹介します。
目次 1. サファイアとクリスタル共通のサービス 2. サファイアでグレードアップするサービス 3. サファイアで初めて享受できるサービス 4. まとめ
1. サファイアとクリスタル共通のサービス
・会員専用予約デスクの利用
JALグループ便利用時に、会員専用の電話窓口を利用することができます。
(ただしサファイアとクリスタルで別の電話窓口)
・優先キャンセル待ち
予約時や当日空港において、キャンセル待ちを優先的に受けることができます。
空港でのキャンセル待ち・座席アップグレードはどちらも種別Aとなります。
・国際線前方座席指定サービス
国際線利用時には、どちらも予約時に前方座席を指定することができます。
・国際線の優先搭乗
クリスタル、サファイア共に優先搭乗を受けることができ、順番も優先搭乗2番に該当し同列です。
執筆中にニュースリリースがあり、9月2日搭乗分から国際線優先搭乗が3回に分けられることになりました。
この変更に伴い、クリスタルはサファイア会員よりも一つ後、3回目の案内での優先搭乗となります。
2. サファイアでグレードアップするサービス
・専用カウンターでのチェックイン
クリスタル会員は、国内線ではクラスJ利用時のみJGCカウンターが利用できたが、サファイアでは普通席でも利用可能に。
・国内線での受託手荷物無料許容量が増加
国内線利用時、クリスタル会員は10kgまで預けることができたが、サファイアでは20kgまで可能に。
国際線利用時の条件は変わりません。
・プライオリティパッケージサービスの利用
到着空港で預けた手荷物を優先的に返却してもらえるサービス。
クリスタルでは国内線クラスJ利用時にのみ利用可能でしたが、サファイアでは国内線・国際線の両方で利用できます。
・ボーナスマイルの加算
クリスタル、サファイアともにJALや一部航空会社利用時に追加のボーナスマイルが積算されますが、サファイアになると積算率がUPします。
・JAL・アメリカン航空利用時
クリスタル:55% サファイア:105%
・ブリティッシュ・エアウェイズ
クリスタル:25% サファイア:100%
・イベリア航空
クリスタル:25% サファイア:・50%
3. サファイアで初めて享受できるサービス
・国内線前方座席指定サービス
・JALグローバルエントランスの利用
羽田空港(国内線)、伊丹空港、新千歳空港、福岡空港において、JALグローバルエントランスを利用し、スムーズに保安検査場を抜けることが可能になります。
同行者1名も利用可能です。
・JALファストセキュリティレーンの利用
成田空港からの国際線利用時に専用のセキュリティレーンが利用できます。
同行者1名も利用可能です。
・ラウンジの利用
JALグループ便やワンワールド加盟航空会社利用時に、航空会社ラウンジを利用できるようになります。
同行者1名に加え、ラウンジクーポンを利用すればさらに追加で2人同伴者を追加できます。
クリスタルではJAL国内線でラウンジクーポン利用時に本人のみ利用できる以外はラウンジを使うことはできません。
・国内線の優先搭乗
国際線と異なり、クリスタルでは優先搭乗できません。サファイアとなって初めて可能となります。
・JALとっておきの逸品 限定商品
JALマイルの特典の一つに「JALとっておきの逸品」がありますが、サファイア会員はサイト内「Executive Collection」から限定商品を選択することが可能になります。
4. まとめ
以上クリスタルとサファイアの共通点と違いに着目してご紹介しましたが、サファイア会員になるとJALやワンワールド加盟航空会社を利用する際に、更にグッと便利になることがおわかりいただけたかと思います。
そしてなにより、サファイアになることで、半永久的に上級会員として居続けることができるJGCへの入会資格が手に入ることが大きなメリットでもあります。
サファイア・クリスタルが受けられるサービスは期間限定のものも含め他にもありますので、気になる方は適宜JALホームページの方もご確認ください。